ああうれしい!

5月3日 ああうれしい! つらいこととか、悲しい事とか、苦しいこととかいうのは、自分の心で決める評価なんだから。 つらいことがあっても、「ああうれしい!こうして生きていられる」と思ったら、ニコニコして暮らしていけるじゃないか。殺されるよりいい…

経営者

4月21日 経営者 経営者が、何か新しい仕事をするとか、今まで経験のなかった仕事をするような場合に、私の所へよく相談に来るんです。私の答えはいつも簡単です。「他人に相談しなきゃわからないようなことを、今後のあなたの人生の事業にしようとすることは…

完全を願う意欲観念

完全を願う意欲観念 人間には不完全を嫌い、完全を喜ぶという気持があるでしょう。壊れた時計と壊れていない時計と両方見せられて、好きな方を持って行きなって言われたら、誰だって壊れていない時計を貰って いくはずです。 だから自己の健康や運命も、誰で…

本能の妄動を制御する

4月7日 本能の妄動を制御する 人間の運命というものは、油断すると、常に本能と手を組んで歩こうとしているものなんだ。 そして、消極的な出来事はたえず、不用意な人々の周囲を徘徊してるんだよ。だから、外部運命の力をほどよく制御したいならば、自己の本…

すべは心の働き

4月1日 すべては心の働き 何よりも一番先に考えなければならないのは、心なんです。なぜかというと、月を見ても、花を見ても、仕事をしても、遊ぶのでも、すべてそれを心が認識してこその生きがいでしょう。 麻雀した、トランプした。面白いなあと思うのは、…

不平不満を口にしない

3月28日 不平不満を口にしない どんな場合があっても不平不満を口にしないこと。この不平不満が心のなかにあると、どうしてもその言葉が積極的になりません。 不平不満のある人は、しじゅう上ばかり見て、下を見ないでいる。はたはみんな幸福で、自分だけが…

内省検討

3月22日 発行 内省検討 日常の人生を生きる際に、どんな些細な人事、世事に対しても、いま現在の自分の心は積極的かしらん、消極的かしらんということを、厳格に第三者の心になって、常に検討することが必要なのであります。 そして、少しでも自分の心のなか…

不偏愛は絶対真理

Wi-Fiの接続不良の為、予定のとうりに発信出来ませんでした。 3月16日 不偏愛は今さらの発見でも創意でもなく、この宇宙創世のときからの絶対真理である。 だからこそ、この世にある宗教のすべてが愛の情けを最大に重視して、その教義のプリンシプルとしてい…

うつくしさと調和

うつくしさと調和 絶対調和の状態こそ、美というもののほんとうの姿なので、調和のないところに完全のないのと同様に調和のないところにほんとうの美はないのである。もっと極言すれは、うつくしいという言葉はしっくりと調和しているという言葉の代名詞で、…

私心なき言行

私心なき言行 人と人との世界に活きるお互い人間は、どんな場合にも、お互いの間柄を、天風教義のディクラレーション(宣言)にも宣言してある通り、常にいかなる場合にも、偏りのない公平で美しい愛情と、真の誠実さを心として尊い思いやりで助け合うという…

事業の成功

事業の成功 私が事業家に言いたいのは、ここだ。 自分の欲望のみでもって、しようとしたことは、そうめったに成功するものではない。事業に成功するのは、自分が欲望から離れて、何かを考えたときに、また、その考えたことを実行したときに成功するのだ。同…

悟りについて

悟りについて 悟りというのは、自分の心が真理を感じたときの状態をいうのである。したがって、真理を自分の努力で自分の心で感じるのも、人の悟りを耳から聞いて自分の心に受け入れるのも、受け入れ方に相違があるだけである。受け取ってしまえばその結果は…

完全なる人生

完全なる人生 完全な人生とは、これを要約すれば、生命の現実存在を明確に意識するその瞬間瞬間を、何の不満感も、いささかの不平感も感ぜずして、いつもよろこびに活きられている状態の人生をいうのである。 Complete life A perfect life can be summarize…

真の我は命そのもの

まことの我は命そのもの 「我ありと、感ずる我は、仮の我、まことの我は、見えず、感ぜず」 これは日本の禅家の歌ですが、ヨーガの哲学のほうは、もう少し崩れた言い方をしています。 「我ありと思えるものは仮の我、まことの我は命そのもの」 と、ヨーガの…

睡眠について

睡眠について 睡眠を真に催した時に睡眠し、然らざる時には睡眠するべく無駄な努力を為さぬのが最も聡明なのである。 いろいろの方法や手段を講じて無理にも眠ろうと、あれこれと種々の努力をしても、なかなか思うように眠れないものである。それは、何とか…

清濁併せ吞む寛容さ

清濁併せ吞む寛容さ たとえ自分自身の心が積極心になりえたとしても、自己の心の状態を基準にして、他人の心を推し量ることがあっては絶対にいけない。より分かりやすく言うと、自分に対しては常に厳しくあらねばならないが、これを他人に押し付けてはいけな…

心は用具である

心は用具である 心というものの実際の消息は、あくまでも人生を完全に生存生活させていくための用具であるから、絶対にこれに使われてはならない。 だからこそ、何はともあれ常に、人生に対する精神態度を徹底的に積極的にして、いかなる場合にもその精神態…

心は用具である

心というものの実際の消息は、あくまでも人生を完全に生存生活させていくための用具であるから、絶対にこれに使われてはならない。 だからこそ、何はともあれ常に、人生に対する精神態度を徹底的に積極的にして、いかなる場合にもその精神態度が絶対的積極化…

独りぎめ

独りぎめ 一番適切な処置は、何らの、後ろめたさ=少しの気のとがめをも心が感じないものを言行とするのが、最も優れた要訣なので、少しでも自分の言行を弁護したり理由づけることによって釈然たらんとするのは、蓋しそれはとりもなおさず、理性の判断を直ち…

一生は一生

一生は一生 実際!凡下の徒輩として活きても、一生は一生である。さりながら、再び生まれ能わざる人生と知らば、しかず、真人として活きずんばである。 A lifetime is a lifetime actual! Even if you live as a mediocre apprentice, you will only live a …

認識力の養成と自己統御  .

認識力の養成と自己統御 認識力の養成ということと自己統御ということとは、一体どんな関係があるのだろうか。これを簡単に説明すれば認識力を適当に涵養しないと、心の固有する知覚作用が正確さを失い、その当然の帰結として正しい自覚とか、あるいは悟りと…

認識力の養成と自己統御

認識力の養成と自己統御 認識力の養成ということと自己統御ということとは、一体どんな関係があるのだろうか。これを簡単に説明すれば認識力を適当に涵養しないと、心の固有する知覚作用が正確さを失い、その当然の帰結として正しい自覚とか、あるいは悟りと…

消極的言葉の厳禁

消極的言葉の厳禁 絶対に消極的な言葉は使わないこと。否定的な言葉は口から出さないこと。悲観的な言葉なんか、断然もう自分の言葉の中にはないんだと考えるぐらいな厳格さをもっていなければだめなんです。 Strict prohibition of negative words "Never u…

生活方式の過ち

生活方式の過ち 現代、中高年者ばかりでなく、若い人々の中にも臆病者が多い。その根本原因は、その生活方式の過ちを訂正しないため生命の活力が減少したからである。 現代人が、その生活方式に正しき自覚と反省とをもたないのは、人間の生命本来の実消息を…

生命の力

生命の力 「人生建設に絶対的に必要とする生命の力」とはどんなものかというと、次の六つに分類することができる。 (1)体力、(2)胆力、(3)精力、(4)能力、(5)判断力、(6)断行力である。 この六つの力のいずれか一つでも欠乏し、または不完…

一度に二つは思えない

一度に二つは思えない 心ってものは、苦しまないときは喜んでいるんだ。人間の心というのは、一度に二つのことは思えない。苦しがっている時は、楽しがっていることが引っ込んじまう。楽しがっているときは、苦しがっていることが引っ込んじまう。両方いっぺ…

何も考えずに寝る

何も考えずに寝る 眠りにつくまでの間、何も考えないで眠りに入るのが本当の理想なんです。それができないのであれば、夜の寝際、できるだけ昼間関係した消極的なことを思い出さないようにすることであります。 人間の夜の寝際の心は「特別無条件同化暗示感…

考え方が人生を分かつ

考え方が人生を分かつ 心が、積極か、あるいは消極かで、人生に対する考え方がぜんぜん両極端に相違してきてしまう。心が積極的であれば、人生はどんな場合も明朗、颯爽溌剌、勢いの満ち満ちたものになりますけれども、反対に消極的だと、人生のすべてがずっ…

親はありがたい

親はありがたい なかには親のことを悪くいうやつがある。「親も親だけども、頭がふるかったなあ」なんて。あたりまえじゃないか、そりゃ。時代が先に生まれてんだもの。親が自分より後から生まれてくりゃ、自分より頭が新しいかもしれないけどもねえ。そんな…

天風式クンバハカ法

天風式クンバハカ法 腹が立つこと、心配なこと、恐ろしいこと、何かにつけて感情、感覚の刺激衝動を心に感じたら、すぐ肛門を閉めちまう。そして、おなかに力を込めると同時に、肩を落としちまうんだ。 この三か所がそうした状態にされたときに初めて感情や…