2023-01-01から1年間の記事一覧

独りぎめ

独りぎめ 一番適切な処置は、何らの、後ろめたさ=少しの気のとがめをも心が感じないものを言行とするのが、最も優れた要訣なので、少しでも自分の言行を弁護したり理由づけることによって釈然たらんとするのは、蓋しそれはとりもなおさず、理性の判断を直ち…

一生は一生

一生は一生 実際!凡下の徒輩として活きても、一生は一生である。さりながら、再び生まれ能わざる人生と知らば、しかず、真人として活きずんばである。 A lifetime is a lifetime actual! Even if you live as a mediocre apprentice, you will only live a …

認識力の養成と自己統御  .

認識力の養成と自己統御 認識力の養成ということと自己統御ということとは、一体どんな関係があるのだろうか。これを簡単に説明すれば認識力を適当に涵養しないと、心の固有する知覚作用が正確さを失い、その当然の帰結として正しい自覚とか、あるいは悟りと…

認識力の養成と自己統御

認識力の養成と自己統御 認識力の養成ということと自己統御ということとは、一体どんな関係があるのだろうか。これを簡単に説明すれば認識力を適当に涵養しないと、心の固有する知覚作用が正確さを失い、その当然の帰結として正しい自覚とか、あるいは悟りと…

消極的言葉の厳禁

消極的言葉の厳禁 絶対に消極的な言葉は使わないこと。否定的な言葉は口から出さないこと。悲観的な言葉なんか、断然もう自分の言葉の中にはないんだと考えるぐらいな厳格さをもっていなければだめなんです。 Strict prohibition of negative words "Never u…

生活方式の過ち

生活方式の過ち 現代、中高年者ばかりでなく、若い人々の中にも臆病者が多い。その根本原因は、その生活方式の過ちを訂正しないため生命の活力が減少したからである。 現代人が、その生活方式に正しき自覚と反省とをもたないのは、人間の生命本来の実消息を…

生命の力

生命の力 「人生建設に絶対的に必要とする生命の力」とはどんなものかというと、次の六つに分類することができる。 (1)体力、(2)胆力、(3)精力、(4)能力、(5)判断力、(6)断行力である。 この六つの力のいずれか一つでも欠乏し、または不完…

一度に二つは思えない

一度に二つは思えない 心ってものは、苦しまないときは喜んでいるんだ。人間の心というのは、一度に二つのことは思えない。苦しがっている時は、楽しがっていることが引っ込んじまう。楽しがっているときは、苦しがっていることが引っ込んじまう。両方いっぺ…

何も考えずに寝る

何も考えずに寝る 眠りにつくまでの間、何も考えないで眠りに入るのが本当の理想なんです。それができないのであれば、夜の寝際、できるだけ昼間関係した消極的なことを思い出さないようにすることであります。 人間の夜の寝際の心は「特別無条件同化暗示感…

考え方が人生を分かつ

考え方が人生を分かつ 心が、積極か、あるいは消極かで、人生に対する考え方がぜんぜん両極端に相違してきてしまう。心が積極的であれば、人生はどんな場合も明朗、颯爽溌剌、勢いの満ち満ちたものになりますけれども、反対に消極的だと、人生のすべてがずっ…

親はありがたい

親はありがたい なかには親のことを悪くいうやつがある。「親も親だけども、頭がふるかったなあ」なんて。あたりまえじゃないか、そりゃ。時代が先に生まれてんだもの。親が自分より後から生まれてくりゃ、自分より頭が新しいかもしれないけどもねえ。そんな…

天風式クンバハカ法

天風式クンバハカ法 腹が立つこと、心配なこと、恐ろしいこと、何かにつけて感情、感覚の刺激衝動を心に感じたら、すぐ肛門を閉めちまう。そして、おなかに力を込めると同時に、肩を落としちまうんだ。 この三か所がそうした状態にされたときに初めて感情や…

言葉を選択しよう

言葉を選択しよう 人間が人生に生きる場合に使う言葉を、選択しなきゃだめなんですよ。一言、一言に注意してもいいくらい、いくら注意しても、あなた方はヒョイと気づかずに消極的なことを言ってますぜ。 とにかく、習いは性でありますから、人と口をきくと…

人間は万物の霊長

人間は万物の霊長 ここが一番大事なことであるが、特に忘れてならないことは、人間は、万物の中で、宇宙根本の分派分量を最も多く頂戴しているというである。人間以外の生物が真似することのできないほど、誠に多くの分量を頂いている。 このことが、人間が…

生命の強度を保つ

生命の強度を保つ 複雑多端なる人生において、常に多種多様の病的刺激や健康生活を破壊する障害が、文化が進むほど色々と形を変えて増殖してくるのは必然である。ただ漫然と、我意の赴くままに生活していれば、刺激や障害に抵抗できず、病弱になる。まして人…

人生設計について

人生設計について 多く言うまでもなく、たとえば立派な建築物をつくろうには、まず、完全な設計が必要であります。 と同様に、我が人生をつくろうには、その人生設計の中から余計なものを、きれいに取り除かないとだめなんです。犬小屋みたいな設計を描いて…

幸福は苦悩から生まれる

幸福は苦悩から生まれる 人生の幸福というものを安易な世界に求めてはいけない。言い換えれば無事平穏を幸福の目標としないということである。 本当の幸福は、多くの人が忌み嫌う苦悩というものの中にある。すなわち、その苦悩をたのしみに振り替えるところ…

苦しみを微笑みにかえて

苦しみを微笑みにかえて 悲しことやつらいことがあった時、すぐ悲しんで、辛がってちゃいけないんだよ。そういうことがあった時、すぐに心に思わしめねばならないことがあるんだ。 それは何だというと、すべての消極的な出来事は、我々の心の状態が積極的に…

働くということ

働くということ 世の多くの人々は、働くのは、学校を卒業して就職試験に合格したからとか、あるいは生きていくために、というのが大抵の人の目的ではなかろうかと思います。 しかし、お互い人間がこうして働くのは、人間の生まれついた役目なんです。どんな…

消極的言葉の厳禁

絶対に消極的な言葉は使わないこと。否定的な言葉は口から出さないこと。悲観的な言葉なんか、断然もう自分の言葉の中にはないんだと考えるぐらいな厳格さをもっていなければだめなんです。 Strict prohibition of negative words "Never use negative words…

初一念貫徹による成功

Success through Dedication Hideyoshi Toyotomi in the East and Napoleon in the West have reigned over the world in a short period of time with the power of splendid terracotta horses. Also, people like Franklin, Watt, and Edison, who dared …

初一念貫徹による成功

初一念貫徹による成功 東洋の豊臣秀吉、西洋のナポレオンはわずかな年月のあいだに立派な兵馬の権を手にして天下に君臨しております。また、フランクリンやワットやエジソンのごとき、偉大な発明や発見をあえてした人々はじずれも心の態度が積極的でありまし…

初一念貫徹による成功

初一念貫徹による成功 東洋の豊臣秀吉、西洋のナポレオンはわずかな年月のあいだに立派な兵馬の権を手にして天下に君臨しております。また、フランクリンやワットやエジソンのごとき、偉大な発明や発見をあえてした人々はじずれも心の態度が積極的でありまし…

時は金よりも貴重なり

時は金よりも貴重なり 事実を慎重に考察すると、極言すれば、あくびを時間も、くしゃみをする時間も、とりかえせないのである以上、瞬間といえども軽々に徒費すべきでなく、心として有意義に使って活きるべきだと厳かに自戒していただきたい。 そしてここに…

心の思考が人生を創る

心の思考が人生を創る 可能な限り、消極的な気持ちで肉体を考えないようにすることが何よりも大切である。特に病のときは病を忘れる努力をすべきである。一言で言うならば、 「人間の健康も、運命も、心一つの置きどころ」 心が積極的方向に動くのと、消極的…

苦しむこと

苦しむこと 一体現代の多くの人は、人間というものが苦しむことによって偉大になり、同時に苦しむことによって尊いものを認知し、尊いものを知り得てはじめて真に尊くなり得るのであるということを、知らないようである。 しかもしれが求めることより願い続…

自分とは何者か 人間、この世に生きるのに何が一番必要かといえば、人生に対する考え方です。これを人生観という。生きていれば絶えず何事かが、陰に陽に自分の人生を脅かす。その時に人生観があやふやだと、惨憺たる人生を歩むことになる。だから、確固とし…

エピソードの紹介1

エピソード1は松下電器の創業者の松下幸之助にまつわるエピソードです。 実は松下電器には、創業当初の二股ソケットを除いては、画期的な発明とか 時代を変えた新商品と言ったようなものはほとんど有りません。しかし、 例えばこんな伝説的なエピソードがあ…

求道とは実行である

求道とは実行である いくら素晴らしい教えであっても、これを実行しなければ、それは絵に描いた餅にすぎない。例えば、積極心を身につけるにあたって、感謝の念が重要であることはよく知っているはずだが、いざとなると不平不満が先行してなかなか実行が伴わ…

川下だけ掃除してもだめ

川下だけ掃除してもだめ かつてインドの聖者から、「お前は自分の体のことばかり考えて、つまり、川上のことはそっちのけで、川下だけを掃除しようとしている。そのことを教えてやる」と言われたんです。 つまり、心と体という、命を形成しているものの関係…